NISAで年金の不足を補うことを目指す投資ブログ

年収300万円会社員の投資体験談

一般NISAを一年利用して反省

初めまして。当ブログ管理人のエイキチと申します。

今回は最初の記事なので、自己紹介を最初に書きました。その後、旧NISA(一般NISA)について利用してみた感想と、これからの豊富を記事にしました。

金融教育のニュースで投資に興味を持つ

私は現在(2024年)、40代半ば、ただの会社員です。ここ数年は年収300万で暮らしています。20代後半まで大学・大学院に通っていたため、納めている年金の金額が少ないです。そのため、65歳から国からもらえる年金は月10万に届かない状態です。

2022年の前半頃、ようやく老後のことを考えるようになりました。老後2000万円問題という言葉を聞いた時、将来は生活保護に頼ることになると考えてました。しかし、定年までの20年近くそれまで何も対策をしないのは、時間の無駄遣いだと思うようになりました。

そんな考えを持っていた時、2022年の4月から高校で金融教育が始まるというニュースを見て、焦りを感じました。日本人も投資で個人が資産運用するのが当たり前の時代が来ると感じました。そのニュースを聞いてから、株式投資について調べるようになりました。

2022年後半の頃、老後の資金を株式投資で稼ごうと考えました。

ネット証券を使う

書店で株式投資に関する本を何冊か買って調べた結果、今から株式投資を始めるなら、ネット証券が手軽だと考えました。私の場合、コミュニケーションが苦手で、家に引きこもりがちなので、証券会社の店舗に行くのは面倒だと感じました。また、ネット証券の方が手数料の面で有利だということに注目しました。

色々検討した結果、SBI証券に口座開設を申し込みました。理由は以下です。

  • アクティブプランで利用することにより、手数料を安く済ませる。
  • ドコモユーザーなので、dポイントがちょっとでももらえると嬉しい。

他のネット証券にも申し込もうとしましたが、管理が面倒になると思い、止めました。

NISA制度の利用については、「つみたてNISA」口座を開設することにしました。最初は「つみたてNISA」で月5000円くらいを試しに積立ようと考えていました。数週間後、個別株でNISA制度を使いたくなったので、その後、「一般NISA」口座(2023年までの制度)に変更しました。

まとめると、2023年までのNISA制度については、以下のような変則的なことをしました。

  • 2022年は「つみたてNISA」(2023年までの制度)
  • 2023年は「一般NISA」(2023年までの制度)

最初はコツコツ積み立てるだけにしようと思ったのですが、個別株で利益をたくさん得たいと思ったのです。

株式投資は難しい

2022年の12月頃にSBI証券で株式投資を開始しました。最初は10万円くらいを試しに投資しようと考えていただけでしたが、偶然買った銘柄の株価が上がったので、150万円ほど証券口座に振り込んで、同じ銘柄を買っては売ってました。

2022年の損益は以下の通りです。

実現損益 利益金額 損失金額
+93,812円 104,812円 -11,000円

偶然買ってみた銘柄の株価が少し上がった、少し下がってというのを繰り返していて、運よく売買のタイミングがかみ合った結果、上記のように損益プラスで年越しになりました。

このころ、調子に乗って「翌年はNISAで個別株に投資して利益をもっと出そう」と考えてました。証券会社にNISA制度切り替えの手続きをしました。

2023年になり、少し苦戦するようになりました。買った銘柄の株価が10%以上下がることもありました。投資方法や銘柄の状況(その会社の売り上げや利益の変化)を良く調べずに投資していたので、今思うと危険な投資をしていました。

2023年の損益は以下の通りです。

実現損益 利益金額 損失金額
特定口座 +433,992円 1,699,692円 -1,265,700円
NISA口座 +449,850円 481,980円 -32,130円
合計 +883,842円 2,181,672円 -1,297,830円

特定口座は利益と損失ともに大きいです。これは損切を何度もすることになった結果です。

特定口座では169銘柄を取引してました。特定口座の利益ベスト3は以下です。

銘柄 実現損益
マイクロアド 9553 612990円
カバー 5253 95773円
セルシード 7776 77620円

上記は運よく低い株価で買って高く売ることが出来ました。ただ、1、2位の銘柄は2023年新規上場銘柄で、初心者向けの投資とは言えません。また、3位の銘柄はバイオベンチャーで、これも初心者向けではありません。初心者向けの投資本を読むと、新興銘柄、バイオベンチャー銘柄は売買が難しいと書かれてました。

なお1位のマイクロアドは一般NISA口座でも買っていて、それを売ることで、一般NISA口座をなんとかプラスにできたようなものです。

自分なりの反省では、これまでは運が良かっただけだと感じてます。

株式投資の初心者として気を付けたいこと

約1年間、株式投資を実践して感じたことは、集中投資は難しいということです。

極端な話、1銘柄だけ保有している場合、その銘柄の評価額の増減が保有株式全体の評価額の増減と同じです。

1銘柄の場合の表

5銘柄に資金を分散した場合、片方だけが下がっても、保有株式全体の評価額への影響は1銘柄集中の時よりも軽減されます。

例えば、5銘柄を100株ずつ買ったとします。1銘柄だけ株価が50%になったとしても、全体の評価額は元の評価額の90%に変化するだけです。

5銘柄の場合の表

このように、一つの銘柄の値動きの影響を少なくできることが分散投資のメリットです。

2023年は一つの銘柄にほぼ集中投資してました。そのため、その銘柄の株価の動きに毎日一喜一憂してしまい、精神的にかなり披露しました。

そのような体験から、株式投資の初心者は少額の分散投資が基本であると、考えを改めました。

配当金に興味を持つ

様々な投資本を読んで、配当金再投資という手法を知りました。2023年まではビギナーズラックだったと割り切って、投資スタイルを配当金再投資に変えようと思いました。

今後の目標は、「老後に年金と配当金で生活できるように備える」です。

2024年からはコツコツと配当金目当ての投資をしようと思います。65歳から年金生活をすると仮定すると、残り20年位です。この期間を使って、配当金を積み上げていこうと思います。